食べ物と外耳炎

耳がかゆい、つらいですよね。

1.原因は

1)アレルギー

慢性外耳炎の75%は、アレルギー性皮膚炎に関連してるといわれています。

1歳未満でまず、耳をかゆがったら、それはアトピー性皮膚炎のはじまりの症状かもしれません。アトピー性皮膚炎は3歳未満で発症するといわれています。

そして、注目すべきは、、

7歳以上で、はじめて耳を痒がったら、 食べ物が関係してるといわれています。

最近、あげはじめた、ドックフード、缶詰、おやつ、果物などなどをやめてみると、改善するかもしれませんね

2)犬種

外耳炎になりやすい犬種があります。

パグ、フレブル、ラブラドール、マルチーズ、ゴールデン、Aコッカ

3)たれ耳

4)マラセチア感染

5)寄生虫

 

2.外耳炎になったら、やっちゃいけないこと

1) 毎日の耳掃除 はNGです

なぜなら、耳垢には、役割があるのです。耳の中のバリア機能を保つ役割があるのです。

耳垢には、抗菌、自浄作用、耳の中を乾燥しすぎないための浸潤、PH(正常な耳は中性)の調節という大事な役割があるのです。

だから、毎日、耳掃除をすることは、耳の中のバリア機能を阻害するし、なによりも、綿棒でぐりぐりすると、耳の中を傷つけてしまうことがあります。人間の外耳炎で最も多い原因は、外的刺激(綿棒ぐりぐり)といわれています。

わんちゃんの耳も同じように繊細な部分ですので、やさしく、接してあげてください。

2)ベビーオイルはNG 耳専用の洗浄液をお使いください。

3)慢性外耳炎にならないように、早期治療をする。慢性化すると50-80%が中耳炎になるといわれています。こうなると、治りにくいのです。

4)耳毛をしつこく、痛がっているのに、抜きすぎない、

  耳毛があることが、外耳炎の原因でもあるのですが、それを抜くことも外耳炎の悪化の原因になるといわれています

 

3。なかなか治りにくい慢性外耳炎の原因

1)中耳炎になっている

2)甲状腺機能低下症をもっている

3)全身性の病気が隠れている

4)片耳だけ悪化している場合、ポリープなどの腫瘍や異物があるかも