年を取ると、、加齢でなんでも片付けられてしまうところはありますが、
僧房弁という心臓の弁が粘液腫様変性をしてしまう、僧房弁閉鎖不全症という病気が犬には多いです。
大型犬よりも小型犬のほうに、多い病気です。でも、ジャーマンシェパードは大型犬なのですが、有病率が高いといわれています。
この病気が多いのは、チワワ、マルチーズ、キャバリアです。チワワとマルチーズはほかの犬よりも、心拍数が高い傾向にあるので(けっこう、ドキドキしていますよね)心臓の弁を支える腱索という細いヒモがきれやすいといわれています。そうすると、急激に症状が悪化します。
さて、心臓が悪くなると、病気の進行とともに、薬の数が増えてい行きます
主な薬は
1)ACEI レニン・アンギオテンシン系を抑制する薬です。
① 心臓の負荷を減らす
② 交換神経活性抑制
③抗リモデリング作用
リモデリングとは、組織の再構築というイミです。心筋細胞の線維化、肥大や萎縮など心筋組織の構造的変化をおこさないようにするってことです。
④アルドステロン分泌抑制
血圧があがらないようにする
人間だと空咳の原因になったりするようですが、どうぶつにはないといわれています。
2)Bブロッカー
3)ピモベンダン
4)スピロノラクトン カリウム保持利尿剤
5)ジゴキシン 昔からある強心剤
6)フロセミド 利尿剤
7)鎮咳薬
8)気管支拡張剤
9)シルデナフィル
日本で手に入らない、肺高血圧症の薬