わんちゃんの外耳炎や皮膚炎の原因になる、マラセチア
よく聞くと思います
① 酵母様真菌
脂を好みますので、ベタベタした皮膚ですと、マラセチアが増えていしまいます
18種類の菌株があります
② どこにいる菌なの?
耳たぶ、耳の中、口唇、首、わきの下、鼠径部、足先(ベロベロなめてしまうところ)
③ イヌだけ?
人、も イヌも 猫、 豚、フェレット、クマ、多くの動物にいます
④ どこでうつるの?
イヌの皮膚や、ときに粘膜に常在していますが、母イヌから生後間もなく直接伝達され、そのあと常在化するといわれています。
動物の間では、直接、間接や、人の手指や櫛などで移動するといわれていますが、もともと、どんな犬ももっている常在菌ですから、
どこかで、菌が移動してうつされたとしても、ただちに病気になるわけではありません。
ただし、人間の新生児や免疫不全患者に人の手に付着して
うるつのは、感染を引き起こす可能性があります。
⑤ マラセチアが増殖するわけ
温度、湿度、脂漏、なめたり、ということが原因で、増殖してしまいます。基礎疾患としてアレルギー(アトピーや、食物アレルギー)
内分泌疾患、膵炎、糖尿病があると悪化しやすいです。
⑥ 治療
抗マラセチアの内服や、薬用シャンプー、基礎疾患の治療
脂っぽいわんちゃんは、脂漏をとるような薬用シャンプーをおうちでしたり
脂っぽさをとる漢方の内服もあります。
まだまだ暑くてじめじめしているので、マラセチア皮膚炎や外耳炎になりやすい季節ですね。