アメリカの歯科専門の先生のセミナーでのハナシです
今までは、歯周病の原因は、細菌が原因だと考えれていた。現在は、歯周病で歯肉がなくなっていくのは、細菌に対する炎症反応が原因である、と断定している
そして、慢性的な炎症は、歯だけでなく、体全体に悪影響を及ぼす(心臓、肝臓、関節などなど)
1年に一回のスケーリングをすると、寿命が延びるという報告もあるのですが、
でも、わたしは自分の犬を毎年、全身麻酔してスケーリングはしたくないですね。
ですが、ベッドで一緒に寝ているので口の臭い犬になると困るので、(ひどい場合は、イヌの口臭が自分の洋服にしみついたりして、その家の匂いになってしまうのです、、、)
だからこそ、そうならないためにも、ホームデンタルケアがとっても大事です。
具体的には、
① できたら週3回ハミガキする
② ハブラシは1か月で交換する
③ 歯に向かって45度の角度で、水平に口の中を移動する
④ 動物用の歯磨き粉をつかう(人間の歯磨き粉はだめですーーおなかをこわしますし、ブクブクできませんものね)
⑤ いろんなデンタルケアグッズも併用すると効果的ですが、王道はハミガキです
例えば、ヒルズのT/Dをおやつとしてあげる。丸飲みしないように、大きなサイズにして噛ませる。そうすることによって機械的にプラーク除去(85%プラーク除去効果があるそうです)
プラークとは、24時間以内に細菌が付着したペリクル(唾液粘膜タンパク質)
これが歯肉について、歯肉の溝に進行して歯肉炎になっていきます。
⑥ 最近、アメリカからでている、おすすめのアイテムがあります。
猫ちゃんの難治性口内炎にも効果があるといわれています。
1-TDCという1-テトラデカノール複合体というのがはいっていて、歯茎の炎症に効果があるようです。カプセルからどろっとした油みたいなものをだして、歯茎に塗ります。おいしいみたいで、うちの犬はもっとくれっというくらい、嗜好性も高いようです。
なめさせるのも、よいようです。口のケアと関節は密接な関係があります(口の細菌から細菌性関節炎になる)。関節にも効果があるといわれています。